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プレミアムMONKEY入荷しました

  プレミアムmonkeyが入荷しました。

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北関東エリアの配送で一番車だそうです。

配送のお兄さんも、いつになく恐る恐るでした。あまりにも騒がれすぎて

注目度、半端なくて当店に下ろすまで気が気ではなかったみたいです。

そりゃそうだ、もしものことがあっても代わりの物が無いですもんね。

オーダー方法も通常とは違い大抽選会の当選者ご本人様からの商談依頼を受けて

メーカーのオーダーエントリー事務局からFAXが届き、ご商談成立後、車両発注、

その後順次配送、、、、、なんと大げさな、、、、。

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このmonkeyのお客様は純粋に乗りたくて、ご本人様のみで運試しも兼ねて

一票のみ投じたそうです。 物凄く幸運なかたですね!!

私もそうですが、色々と手をまわして多人数でエントリー(スケベ根性丸出し)

しましたが全てハズレ! 何と90倍ですもんね~。

宝くじでもそうですが当たる人は一枚でもあたるんですね。

本当におめでとうございます。

そして今回のご商談にお立会い出来ましたこと、更に希少な車両をご提供させていただく

お手伝いができます事、大変嬉しく思い、お客様に感謝でございます。

お客様の喜びが何よりも私どものやりがいでございます。

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メッキパーツの保護フィルムは剥がしておかないとフィルム跡が残るので

注意とのメーカーからの指摘がありました。

近日中に登録の上ご納車させて頂く予定で納車整備にかかります。

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CBR250R 始動困難 改善修理奮闘記 [バイク修理]

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走行7900Km今迄何のトラブルもなくお乗りのCBR エンジンのかかりが良くないので、と点検を依頼されました。 持ち込まれてすぐの時は、セル一発で、すこぶる調子が良くてどこが不調なのか疑うくらいでしたが2~3時間おいて再始動してみると3回目の始動でようやくファーストアイドリングを始める様子で 一回目二回目は500RPM位でどうにか始動するもスロットルを少しでも触ると止まってしまう状態。修理が必要なので入院していただきました。 アイドリングをはじめて以降はとても調子がいいので、この時点ではこんなにもてこずることは予想できませんでした。 まずは基本中の基本!ガソリン(不良ガソリンでないか)から点検、スパークプラグ、エアクリーナーエレメント、この2点は距離的にも今回交換させていただきました。バッテリーは充電とエンジン側アースコネクターボルトの腐食があったので交換。 さて始動してみます、、、全く変化なし。 b092.JPG インジェクション車はスロットルボディーやインジェクターのスラッジ等汚れによるアイドル不良がよくあるのでキャブクリーナーで洗浄してみました(結構汚れていたのでこれが原因?) さて組みなおしてセル、スタート、、、??ダメです 今度はエンジン内部のINバルブやEXバルブの周りにカーボン等が付着して圧縮不足をおこしてる?と思ってシリンダ コンプレッションをはかってみました 12,32kg バルブクリアランスはINが0,15EXが 0,25(規定はIN0,16EXが0,27 共に+-0.03)良しとは言えないがそんなにダメな数値 かというと、そうでもないかって感じです。 念のためヘッドのIN側からキャブクリーナーをガバガバと注入(少々荒治療)軽度の汚れならこれで改善されるはず。 c091.JPG d090.JPG 再度組みなおしてセルスタート、、、、変化なし??? 今迄の状況をHONDAサービスさんに相談したら燃料ポンプとインジェクターを交換してみたらどうでしょう、と言われたのでまさかと思いながら交換、(イグニションONで初期燃圧が低い可能性も有り!とのことで)そして再度始動、、、?変化なし。 このあたりから、どっぷりとハマってしまいました。 ユーザー様からお預かりしてからすでに一週間過ぎてますし、何とか早く治してあげないと、、、 悩みの日々が続きます(ちなみにFIのアイコン点滅等は無くて三回目ぐらいのセルスタート後アイドリングが安定すれば、嘘のように絶好調なのが、よけいに判断を迷わせる) サービスマニュアルによればスロットルボディーもしくはIACバルブ(アイドル、エアー、コントロール)の不良の疑いが指摘されてます。その場合もFIアイコン点滅はしないと書いてあります。 しかしスロットルボディーASSY本体だと部品代は結構高額、交換しても変化なしだとまずいです。 もう一度HONDAサービスさんに相談。 IACバルブを交換してみて変化なければシリンダーヘッド分解してみてください、とのことなので とりあえずIACバルブの交換。 再々度、組みなおしてセルスタート、、、、変化なし。 やはりHONDAさんの言うとおりエンジン本体なのか??? このエンジンはバルブ周りの汚れの影響を受けやすく、ちゃんとクリアランスがあっても特に始動時、不調になる事例があるそうです、、、。 そんなバカな~と思いつつも悪材料は潰し尽くしてしまったのでいよいよヘッドを開けることに、、 e116.JPG f097.JPG 8000km走行なりに汚れはあるものの特にひどい感はなさそう。 ピストンヘッドは少しカーボン多いかな~。 TODAY等のカーボン噛み込み改修は何十台とやってますがこんなもんじゃ~ないですよ。 g098.JPG バルブを外してみたら、な~るほど、特にEXバルブシート部分 結構汚れてます。若干圧縮不足 の原因ですね。 h099.JPG でもエンジンかかってしまえばあんなに調子いいんだもんな~?TODAY等みたいに止まらないし! とにかくまず汚れを落として、バルブのすり合わせ、 i104.JPG j106.JPG シート面精度を上げて組み込み。 このエンジンはバルブクリアランスはシムによる調整、ネジ式とは違いマイクロメーターで厚みを 測定して規定値になるように新シムに交換してやる必要がある為、少々手間がかかります。 k107.JPG l103.JPG ガスケット、バルブシール等新品にして組み付け完了。 さ~て セル、一発!! 2000rpm付近で初期アイドル開始!! よかった改善しました!! m117.JPG けっこうシビアなんだなー。随分と手間取ってしまいお客様にもお待たせしましたが内燃機関の 奥の深さを実感し良い勉強をさせていただきました。ありがとうございました。
n121.JPG BUZZのHPへはこちらからどうぞ [次項有] http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/ バズ インポートスクーターのブログ [次項有] http://buzz-buzz.blog.so-net.ne.jp/ バズ ミニクーパーのブログ [次項有] http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/

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ズーマーのエンジン異音ベアリング交換 [バイク修理]

先日エンジンからの異音で入庫されたZOOMER

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走行距離はそれほどではないのですが、エンジン右側ラジエターの奥の方からシュワン シュワン と
不快な大きい音!!
すぐにクランクのベアリングの異音だと解りました。 過去に10台程同じ状況で交換した経験が有ります。
オイル交換を怠っていたわけではなくオーナー様はご自身で交換していたとのことです。
しかし使い方によってはオイルに水分が混ざり摩擦部分に悪影響をあたえることも、、、、。
(ドレンから古いオイルを抜いた時コーヒー牛乳の様に白っぽく濁っていたりってことないですか?)
エンジンが温まらないうちに短距離走行を繰り返す様な乗り方のエンジンに多いです。
早めに気付いて交換すれば良いのですが、、、! とまあ色々な原因がかんがえられますが、
元々このエンジン(スクーピー・スマートDIO等も同エンジン)は同じ所のベアリングが駄目になってるケースが多くて以前メーカーに問い合わせた事がありまして、、、、、。
当時メーカーの回答、(このエンジンは右側に特殊なセルダイナモ構造になっているため右側ベアリングに負担がかかってしまうのかも?とか、、、 前後2分割のクランクケースの為歪みによる影響?)とか、、、、 
いずれにしてもはっきりとした原因もわからなければ、非を認めることもありませんでした。

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とりあえずエンジンを下ろして分解作業にとりかかります。

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エンジンヘッドを下にしてクランクケースを上下(前後)2分割にしたところです
クランクシャフトが顔をだしました。

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そのままシリンダーからコンロッドごとピストンを引っこ抜いたところです。
示している所が問題の右側クランクベアリング、これが異音の原因!! 手で回してもシャーシャーと
音がします。 左側は回してもほとんど無音です。

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ピストンにもかなりのダメージが有ります。  ベアリングの金属粉がいたずらしたんでしょうか?
同時に交換しておきましょう。

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新品のクランクに新しいピストンを組みつけたところです。 勿論リング類も新品に交換です。
なぜベアリングのみの交換でなくクランクシャフトごとかと疑問に思うでしょうが、よく見て頂ければ
わかりますが、カムチェーンのギヤーが右エンドシャフトごとクランク側に圧入されていてその内側の
ベアリングを抜き返えすることが不可能な構造なのです。 左側はベアリング単体で抜き差しできるので
部品が出るのですが、よく壊れる右側はベアリング注文=クランクシャフトアッセンブリ注文なのです、、、。
なんだかな~なぜこんな構造にしたんでしょうかね~??

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ケースを綺麗に洗浄。  シリンダーのアンダー側が見えます。

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新しいクランクとピストンを組み込んで行きます。手に持っているのはカムチェーン

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合わせ面に液状ガスケットを丁寧に塗って (右下側に見えるベアリング用のオイルラインをふさがぬよう
注意が必要)

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前後、、、、(上下)のケースを指定トルクでボルト締め。
その後サイドのオイルシール、ステーターコイル、フライホイール等を組みつけたらバルブタイミングを
取って、ラジエター等の付属品の取り付けて車載したら完了です。



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MONKY-FI の88ccボアアップ

最近 新車で納車したばかりのモンキーFI 
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キャブよりはアクセルレスポンスはなかなか良くてトルク感もあるんですが
49ccだと さすがに力不足、、、、!
お客様のご希望で新車時に88ccの黄色ナンバー登録なので
早々と新車にもかかわらず排気量UPのご相談をいただきました。
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インジェクションMONKY用の88ccボアアップキットが武川さんで出てますので
今回それを使って、ボルトオンチューニングと行きましょう、、、、!!
キットにはシリンダー・ピストン・カムシャフトを始めFI用のフューエルコントローラー(燃料増量の必需品)
やスパークプラグ・ドライブスプロケットギヤまでセットされていてとっても親切!
ただここまで、お膳立てされていると最初からセッティングが出てるでしょうから
セットアップしていく(チューニングの醍醐味)は無いですね~。
とにかく手軽にポン付けチューンで、すぐに結果を楽しみたいならこれは楽ですね。
そこから更に奥へ、ハマって行くのも有りかな、、、、、。
あ~キャブを何度もバラしてジェット交換に明け暮れた あのころがなつかし~。
FI-MONKYのエンジンは初めてバラすんですが、ピストンのリブ加工やローラーロッカーなど
リフレクションロスを減らす為の苦労の跡がうかがえます。
出力は3.4psと控えめですが、このエンジンのポテンシャルは高そうで49ccのままでも
カムシャフトやフューエルコントロールで5ps以上は出せそうですね。
機会が有れば、そっちの方も試してもたいですね。
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リブ加工されたピストンと、奥に見えるローラーロッカーアーム
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右側のノーマルシリンダー(以前の鉄製ではなく今はアルミです)に対して左側88ccボアの武川キット
ちなみにこのキットはノーマルヘッド使用です。
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カムシャフトはノーマルに対してリフト量は、ほとんど変わらずオーバーラッシュが、やや多めってとこかな!
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ノーマルシリンダーから外した油温センサー等々を(キヤブの頃にはこんなの無かった)キットの方に
付け変えて、ピストン・ヘッドと順々に組み込んでいきます。
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バルブタイミングはフライホイールのTマークとクランクケースの印部、さらにカムスプロケットの|ラインと
ヘッドブロュクの|ラインが全て一致した所が圧縮上死点です。
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これがフューエルコントローラー、以前はキャブをバラして何度もジェットを交換して空気とガソリンの量を
調整したんですが今は電気的にボタンひとつで瞬時に変えてしまう。
これもフューエルインジェクションの成せる技なんですね~(最初なので武川マニュアルどうりにセット)
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排気量が倍近く増えてますのでノーマルマフラーでは、いかんせんせっかくのポテンシャルを
生かせないので、同じく武川さんのフルエキゾーストFI専用なる物をチョイスさせて頂きました
音は大人しめながらも太くなっていて、とてもトルクフル!
さていよいよチューニングの入り口です、、、。 さっそく試乗とまいりましっょう[わーい(嬉しい顔)]



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TODAY-FI 原因不明のエンジンストップ [ホンダ車のメンテ]

新車から一年半走行5400kmのTODAY-FI
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走行中にメーターパネル内のFIワーニングランプが点滅してアクセルがきかなくなりエンジン停止
しばらく待って再度エンジン始動。  その日は何とか乗って帰れたが、翌朝エンジン始動直後に
又FIワーニングランプが点滅を始めて走行不能に、、、、、、。
近所だったので押してこられたお客様にお詫び申し上げて、新車2年以内なので無料保証修理が可能の
旨をお伝えしてお預かりさせて頂きました。
さっそく原因探求を始めます。
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FIのサービスチェックカプラーを直結させて(緑/黒と茶) ワーニングランプを確認すると(コンピューター制御
ならではの便利な機能) 1回そのすぐ後に8回の点滅、、、、、、。
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マニュアルによると1回はセンサーユニットのカプラーの外れか吸気圧センサーの不良。
8回はセンサーユニットのカプラーの外れかスロットルセンサーの不良との事。
電気は目に見えないので、ここはマニュアルに従って探求していくことに。
まずはカプラーの接触不良又はハーネスの暖線チェックから、、、、、。
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スロットルセンサー、カプラー側とECUカプラーの間で断線が無いかを道通テスト
ハーネスを引っ張ったり曲げたりしても道通は途切れないので断線は無さそうです。
次にスロットルセンサーを交換してみました。 (スロットルの開度をECUに信号で伝えるための物)
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スロットルボディーの上部にくっついてる黒い箱の様な物、手前が付いていた物奥に見えるのが交換済み部分
交換が終わったらECUの設定をしなければなりません、(交換センサーを正しく認識させるための作業です)
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油温センサーのカプラーを外し(桃/白と橙)のハーネスを直結させて、イグニションスイッチONそして10秒以内
に直結ハーネスを抜く、  これで初期設定が完了!
続けてエラー履歴を消去しなければなりません。  FIサービスチェックカプラーの直結ハーネスを
イグニションON後ワーニングランプが点滅中10秒以内に抜き取る、 これで履歴の消去が完了!
そしてエンジン始動その時は治ったように思えたんですが2~3回始動と試乗を繰り返したら再度FIランプが
点灯、、、、? 今度は最初の1回が無く8回点滅の繰り返し、エンジンが吹け上がらなく停止してしまった?
スロットルセンサーは新品になってるのに、、、、、、?
ホンダのサービス課と相談、検証の上メインハーネスとエンジンハーネスそれとスパークユニットECUも全て
新品交換することになりました。
疑わしきは全部とっかえろ! ってことかな、、、。まあ保証期間内なので交換出来る物は全部交換した方が
お客様も安心ですもんね~。
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と言うわけでTODAYは丸裸に! 手前のロープみたいなのがメインハーネスとエンジンハーネス
フレームに沿って各電気系統につながっている電線の束(血管みたいなものです)
交換作業はけっこう時間はかかります。
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そしてこれがスパークユニットECUですバイクの脳みそです。 各センサーからデータを読み取り又
各制御部品に指令を送るための賢いやつ。
手前が交換したダメかもしれないやつ、 とにかくここまで交換すれば後は何もありません当然ですが、、、。
お客様には安心して毎日ガンガン乗っていただいております。



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kawasaki ZRXー2 のブレーキ修理でドップリとハマッテしまったレポート [カワサキ バイク修理]

先日新車から3年目の初回継続車検(走行5400km)でお預かりしたZRX400-2
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いつもと同じ様に、フロント、リヤ共にブレーキフルードの交換も済ませて翌朝、車検場へ
あれれ??? 昨日はあんなに良いタッチだったのにリヤブレーキペダルが深い!!なぜ??
フルードを入れ替えただけなので基本的にエアーは噛まない(入らない)はず。
だがまさしくエアー噛みの、ふわ~としたいや~な感じ、、、、。
お預かり時少しリヤブレーキ深いかな?って思いましたがペタルが転倒により曲がっていたのでそのせい
だと思ってフルード交換時に曲げ修正して、OKこれでバッチリなんて早合点してしまった様です。
トラック積載で行ったので検査場で下ろすまで気付きませんでした、、、、。
幸い工具を持ち合わせていたのでその場でエアー抜きをして検査は問題なく合格しましたが
そこからが今回のブレーキ、スカスカ原因探求の始まりでした。
3日後オーナー様への納車準備の時 あらら??リヤブレーキまた深いや???
オーナー様には時間をいただいて、もう一回みさせて頂く事に。
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リヤブレーキ回りを車体から外して裏側を良く見るとマスターシリンダーのプッシュロッド、ピストンシールの
サークリップ部分から少しフルードが滲んでました。
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新車からまだ3年なのにピストンシ-ルが駄目なのか、、、?
全く乗っていないと言うならわからなくもないが、ごく普通に使用されているのにめずらしいね。
NISSIN製のパーツの不良品なんでしょうかね??   とにかくピストンシールキットを交換しました。
この車両のリヤブレーキ・マスターシリンダがNISSINでキャリパーはTOKICOの組み合わせなのだ!
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エアー抜きも終わり、やっぱピストンキットが新しいとタッチも良いです。カチッといい感じで良く効きますよ!
ってことで、お待たせしました。って納車して二日後オーナー様から電話(リヤブレーキが効きません)って。
ゾー、-、[がく~(落胆した顔)] 背中に冷や汗[たらーっ(汗)]-。 走行中大丈夫だった?との問いに(一昨日4~5時間乗った時は
平気だったのに今日乗ろうとしたらリヤブレーキがスカスカです、、、、。と
よかった走り出す前で。事故なくてほっとしました。  とにかくお詫びして即効レッカー引き上げして来ました。
確かに二日前とは別物の様なペダルの深さ!
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さ~いよいよわからなくなってきた。もう一度ピストンキットを組み直しブレーキホースもエアーで吹いて
詰まりがないかを確認。  キャリパーを見てもスムーズに動いてるし特に問題は無さそうです。
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再度車体に組込みフルードを入れてエアー抜き。 作業の後は問題も無くとても良い感じなのに1日置くと??
(実はこの時点でメーカー、サービスカスタマーに問い合わせしましたがワ、カ、ラ、ナ、イ、、、と)
そのまま工場で1日半置きました。 さてさてリヤブレーキは?、、、っと
な~に~、、、、? またもやこんなにふか~い、、、?
完全に ハマッてます、、、、とほほほ、、、、。    オーナー様の為にも早く何とかしないとね。
仲間の同業者や再度メーカー、サービスにも聞いてみましたが、 あれはやってみましたか?
これをやってみれば、、、、と すでに終わった事ばかり、革新的な情報は入手出来ず、何度もエアー抜きを
繰り返しては確認の連続アッセンブリでごっそり交換してしまえば済むんでしょうがそれは修理ではありまへん
   ・・・しかしエアーが抜けていないのなら一度だってカチッとした良いタッチにはならないはず・・・
エアーが抜けきっていないのではなく、吸い込んでいるのでは?と思いもう一度細部を点検、しかし吸い込む
くらいなら逆にフルードが外に漏れ出してるんじゃないかとじっくり見てもそれらしき箇所は見つからず
悩んでいる時、一軒の同業者仲間のアドバイスで、 あそこのオーリングがあやしいかもねー?と
ヒントを頂き藁をもつかむ思いで分解してみました。  それがココです。 タンクからマスターシリンダーに
フルードが入ってくるジョイント部分
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外から見ても全くわからないのですが(勿論フルード漏れも無し確認済み)内側にゴムのOリングが入っていて
液漏れしないようになっています。
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アルミのマスター・ボディー内側にOリングを取り出すと少し腐食を発見ゴムのリングにも腐食部分が接触
していた跡も!  な~るほどここからエアーを吸い込んでいたのかも。
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割り箸とウエスを使ってメタルコンパウンドで磨いて腐食部分を綺麗な面に、、。するとほらこの通り!!
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液漏れは無くてもポンピングの負圧によりエアーを吸いこんでしまうという事実!
マニュアルでは確認出来ない良い経験をさせて頂きました。
同業者の長年のキャリアがものを言うアドバイスですよね。 現場で培って来た相当数の経験のたまもの
ですよね。 [ぴかぴか(新しい)] さすがでございます!!
メーカーのサービス・カスタマーは近年特に感じる事ですが、数字(データー)は良くご存じですが、
マニュアルでは解らない応用探求は出来ないみたいですね、、。  
今回の事だけではなく最近何を問い合わせても (マニュアルで解ればわざわざ問い合わせませんよ)[むかっ(怒り)]
それに答える為に居るんでしょうが。 と言いたくなる時が多々ありますね。 文句を言っても始まりませんが
相応のお給料もらってる資格を持ったプロなんですから、もう少し親身になってもらいたいものです。

さてブレーキですが同業者仲間の良きアドバイスのおかげでバッチリ改善大変良い勉強になりました。
この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとう御座いました。早々修理が完了してお客様に喜んで頂けます。



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BMW R100RS オイル漏れ修理 [バイク修理]

なかなか程度のいいBMWがお客様からの下取りで入って来ました。
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もっともBMWらしく、良き時代の憧れのBIKEでありますR100RS!
しかしながら、いくらワンオーナーで大切にされていたとは言え
初年度登録から20年以上経っている後期モデル!
年数と共にオイル漏れ等の症状が出てくるのも致しかた無いところ。
在庫としてショールームに展示しておいたらオイルパンの下に
オイルのしずくを発見[たらーっ(汗)]さっそく工場に入れて下から覗くと
ミッションケース下面ドレンボルトの少し前側にニュートラルスイッチが有り、
そこからの漏れのようです。
てっきりドレンワッシャーかこのスイッチのワッシャーだと思いきや
スイッチ本体の黒色の樹脂コネクター部分からのようです(交換です)ね。
1bmw2.jpg 1bmw3.jpg


左右のサイレンサーを外せば作業的には楽ちんだな、と思ったら
下側のエンジンマウントのボルトと長~いカラーを外さないとスイッチの
コネクター部分が当たって抜けません。
またこのアルミ製のカラーが、がっちり固着しており外すのに苦労しました
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ケースを傷めないように気を付けながらバールを駆使して冷や汗物です[がく~(落胆した顔)]
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これが漏れを起こしているスイッチ、黒い部分からじわじわ出てくるみたいです
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右側の新しい物と交換します。純正部品で2千円位と以外に安価でした
ドレンワッシャーもかなり、へたっていたのでついでに交換します
ケース側もそうですが、このスイッチ自体アルミ製なので締め付けには
注意が必要です!
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バッチリ改善されました。 このアングルが一番好きです[わーい(嬉しい顔)]
オーリンズサスなんか付いて なかなか程度良いですね~!
ショールームに展示中でーす!



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SUZUKI バンバン50 (RV50) のエンジン焼き付き修理 [スズキ車のメンテ]

ピストン及びシリンダー交換となってしまったVANVAN50の修理レポートです。

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とても懐かしい~BIKEが入院しました。 オーナー様は若い女の子
以外とマニアックなBIKEにお乗りです。
私どもが免許取りたての頃は こういったBIKEが各メーカーめじろ押しで
それは それは楽しませていただいたものです。
今とは違い二輪における排ガス対策やエコなどとは無縁の世界で
モアパワー、モアスピード といつもワクワクさせられて未来への希望や夢に溢れていた
いい時代でした。 
毎日モンキーやミニトレのエンジンをバラシたり削ったり油まみれの手でおにぎり食ってた
あの頃を思い出させてくれたオーナー様に感謝!でございます。[わーい(嬉しい顔)]

さて本題に入りますがお客様いわく (走行中エンジンが止まるんです、、、再始動するんですが
すぐ又止まってしまうんです、、?? 3~4回くりかえした後 走行不能になりました、、、、) と
(知り合いに相談したらエンジンオイル交換しないとダメジャネ?って言われたんですけど、、???)
などと意味不明なご説明[がく~(落胆した顔)]このBIKEは4サイクルじゃねーですよ
私が、2サイクルオイルは入ってますよねー?と尋ねると (はいここに、、、少し漏れてるみたい、、、)
と ミッシヨンケースを指さして、、、???[ふらふら]
そこではなくてエンジンオイルの方ですよと再び聞くと (何ですかそれ?)
まさか2サイクルオイルの事はご存じないんですか~?との問いに (聞いたことないです~???)
と 自信満々[exclamation&question] どうやらオイル切らしによるエンジン焼付きの可能性が濃厚です。
キックしてみると案の定足裏に伝わるゴリゴリ感、オイルタンクの中にはやはり一滴のオイルも残ってません

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キャブレターに通じるデリバリーパイプにもオイルは残ってません。 焼付きが確定的になりました。
さっそくバラシてみます。

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クランク部分まで破損してなければいいのですが、、、。

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これはシリンダー、排気ポート付近のキズはかなり深いです。

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ピストン、ピン、リング、ピンベアリング、こちらもかなりのダメージで交換が必要です。
キック時のゴリゴリ感はこれのせいでしょうね。
幸いクランクベアリングやコンロッド及びビッグエンドベアリングはダメージが少なそうで再使用出来そうです
止まった時の回転数が低かったのが幸いしたのですかね?
それよりも30年も前の旧車の部品が入手可能なのか、そこから調べなければなりません。
SUZUKIからの回答はあっけない程早く (全て在庫有りです) と
2サイクルバーディーなんかの共通部品でしょうかね? 

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とにかく良かった治ります。
    
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新品のシリンダーやピストン、ベアリング部分にエンジンオイルを塗りながら慎重に組んでいきます
ヘッドは磨いて再使用しました。
組み上がってもすぐにはエンジン始動は出来ません。
オイルポンプ内のエアー抜き及びデリバリーパイプ内のエアーも押し出しておかないと潤滑油無しで
エンジンをかける事になります。
デリバリーパイプ内にエアーが残っていないのを確認して (そのためにパイプは透明でオイルを確認
出来るようになっています)

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念のためガソリンタンクの中にも2~3%程度の2サイクルオイルをまぜておきます。
次の給油までには十分なじんでくれると思います。
しっかりと暖機をして、さっそく試乗です。 古いBIKEなのになかなか程度も良くて調子も最高でした。
しかし懐かしい~な~

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[満月]今回のオーナー様はこのBIKEを古くてレトロな味わいが気に入って遠方のお店で購入されたそうですが
この手の物は こまめなメンテナンスが必要です。 ましてはオイルの事は聞いてないなんて、、、、?
そんな事は二輪店で販売している以上ありえない事です。 店側も納車時に説明はしたのでしょうが、
お客様がそれほど重要視しなかったのでしょうね。
もっと密に こまめにメンテナンスを依頼できる環境にユーザー様と販売店の関係であったなら今回のような
トラブルはありえない事ですよね。 通販での購入にはリスクが伴うことを理解した上で古き良き物を
大事に長く楽しんでいただきたいものです。



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HONDA PCX リコール改修レポート [ホンダ車のメンテ]

リコールでバッテリーBOX及びフューエルポンプ点検交換作業が必要となったPCX125
今のところお客様は快調にお乗り頂いており 先々月1000㎞点検も済み現在1800㎞弱
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メーカーによるとバッテリー製造時にバッテリー排気口に付着した酸性分が水等で被水すると
バッテリーケース底部の穴から 真下にあるフューエルポンプの吐出し管付近に垂れて
樹脂製の部品が亀裂を生じるのだそうです、、、、、、、お~こわ~。
すなわちポンプ自体が不良というのでは無く バッテリーケースの構造の欠陥による傷害ということ!
そのためケース自体をドレンホース付きの対策品に交換し フューエルポンプは傷害の有無を
点検、検査 (亀裂が有る物及び試験で酸性反応が出たもの) は全取り換えになります!
お客様にご入庫いただいたのでさっそく作業にとりかかりましょう。
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ほとんどフレームむきだし状態。 ここまでバラさないと作業ができません!
エンジンの左側の白く見えているのが タンク上部にビルトインされてるフューエルポンプの頭部分
この真上にバッテリーケースが付いてるかっこうです。
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左が付いていた穴あきの物。  右が対策用のドレンホース付きです。
このBOXは最後に組み上げる時に交換します。
その前に 酸性分点検キット なるものでフューエルポンプの上面に酸性分が付着していないか
試験します 
実はこれがけっこう大変!    キットの内容は
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水性ペン、 ゴム手袋、 噴霧器、 ウエットティシュ、 リトマス試験紙、等々
試験紙をくっつけて色の変化を見たり 水性ペンで赤く塗った後ウエットティシュで拭き取り
クラックの有無を検証したり
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何か小学校の理科の実験を思い出します。  なつかし~。
さいわいこの車両は フューエルポンプにはダメージは無く バッテリーケースの交換のみでOKでした
[右斜め下]組み上げの際はアイドルストップ用のシートセンサー取り付けに十分注意すべし!
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ちゃんと組まないとアイドルストップが利かなくなります。
組みあがった後は交換したバッテリーケースのドレンホースがサイドスタンドの奥あたりから顔をだします。
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なんせ初めてのバイクだったので作業終了まで2時間45分もかかってしまいました。
フューエルポンプ交換を要する作業の時は又後日レポートしまーす。



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HONDA TODAY 在庫の新車にトラブルが、、、、、。 [ホンダ車のメンテ]

メーカーから入荷して店在庫となってるTODAY2010年モデルの新車にトランスミッションの故障?
毎日店頭に並べるべく店内と店の前を転がして出し入れしていると、この1台だけ後輪の辺りから
コツコツ・・・・コツコツ??何の音?と思いながら何日か過ぎ、全然音がおさまらない。
クラッチ? プーリー? ベアリング? ブレーキ? 
これではお客様に販売することができないので、バラす事になりました。
ベルトケースを開けても別におかしな所は無し、
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クラッチ側プーリーをはずしても特に異常無し、 何も付いていない状態で後輪を回してみると
さらに音が大きく響く、 コッコッ、、、、コッコッ、、、、。ブレーキシュウをはずしても コッコッ、、コッコッ
いや~な予感[がく~(落胆した顔)]ミッション内部です!
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ケースを開けてみました。 ベアリングは特に問題はなさそうです、
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ギヤー同士の当たりが悪いせいでバックラッシュ音が出てるみたいです、
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特に カウンターギヤ が良くないみたい? カウンターギヤのみひっくり返して組むとギヤ鳴りは大きく
なったもののコッコッ音はしなくなりました。
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しかしこれでは販売商品車にはできまへんがな、、、。
メーカーと相談することに
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しかし新車でっせ!新車!!、、、、。もっと出荷時にしっかりと検査せんかいっちゅ~の[むかっ(怒り)]



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