kawasaki ZRXー2 のブレーキ修理でドップリとハマッテしまったレポート [カワサキ バイク修理]
先日新車から3年目の初回継続車検(走行5400km)でお預かりしたZRX400-2
いつもと同じ様に、フロント、リヤ共にブレーキフルードの交換も済ませて翌朝、車検場へ
あれれ??? 昨日はあんなに良いタッチだったのにリヤブレーキペダルが深い!!なぜ??
フルードを入れ替えただけなので基本的にエアーは噛まない(入らない)はず。
だがまさしくエアー噛みの、ふわ~としたいや~な感じ、、、、。
お預かり時少しリヤブレーキ深いかな?って思いましたがペタルが転倒により曲がっていたのでそのせい
だと思ってフルード交換時に曲げ修正して、OKこれでバッチリなんて早合点してしまった様です。
トラック積載で行ったので検査場で下ろすまで気付きませんでした、、、、。
幸い工具を持ち合わせていたのでその場でエアー抜きをして検査は問題なく合格しましたが
そこからが今回のブレーキ、スカスカ原因探求の始まりでした。
3日後オーナー様への納車準備の時 あらら??リヤブレーキまた深いや???
オーナー様には時間をいただいて、もう一回みさせて頂く事に。
リヤブレーキ回りを車体から外して裏側を良く見るとマスターシリンダーのプッシュロッド、ピストンシールの
サークリップ部分から少しフルードが滲んでました。
新車からまだ3年なのにピストンシ-ルが駄目なのか、、、?
全く乗っていないと言うならわからなくもないが、ごく普通に使用されているのにめずらしいね。
NISSIN製のパーツの不良品なんでしょうかね?? とにかくピストンシールキットを交換しました。
この車両のリヤブレーキ・マスターシリンダがNISSINでキャリパーはTOKICOの組み合わせなのだ!
エアー抜きも終わり、やっぱピストンキットが新しいとタッチも良いです。カチッといい感じで良く効きますよ!
ってことで、お待たせしました。って納車して二日後オーナー様から電話(リヤブレーキが効きません)って。
ゾー、-、 背中に冷や汗-。 走行中大丈夫だった?との問いに(一昨日4~5時間乗った時は
平気だったのに今日乗ろうとしたらリヤブレーキがスカスカです、、、、。と
よかった走り出す前で。事故なくてほっとしました。 とにかくお詫びして即効レッカー引き上げして来ました。
確かに二日前とは別物の様なペダルの深さ!
さ~いよいよわからなくなってきた。もう一度ピストンキットを組み直しブレーキホースもエアーで吹いて
詰まりがないかを確認。 キャリパーを見てもスムーズに動いてるし特に問題は無さそうです。
再度車体に組込みフルードを入れてエアー抜き。 作業の後は問題も無くとても良い感じなのに1日置くと??
(実はこの時点でメーカー、サービスカスタマーに問い合わせしましたがワ、カ、ラ、ナ、イ、、、と)
そのまま工場で1日半置きました。 さてさてリヤブレーキは?、、、っと
な~に~、、、、? またもやこんなにふか~い、、、?
完全に ハマッてます、、、、とほほほ、、、、。 オーナー様の為にも早く何とかしないとね。
仲間の同業者や再度メーカー、サービスにも聞いてみましたが、 あれはやってみましたか?
これをやってみれば、、、、と すでに終わった事ばかり、革新的な情報は入手出来ず、何度もエアー抜きを
繰り返しては確認の連続アッセンブリでごっそり交換してしまえば済むんでしょうがそれは修理ではありまへん
・・・しかしエアーが抜けていないのなら一度だってカチッとした良いタッチにはならないはず・・・
エアーが抜けきっていないのではなく、吸い込んでいるのでは?と思いもう一度細部を点検、しかし吸い込む
くらいなら逆にフルードが外に漏れ出してるんじゃないかとじっくり見てもそれらしき箇所は見つからず
悩んでいる時、一軒の同業者仲間のアドバイスで、 あそこのオーリングがあやしいかもねー?と
ヒントを頂き藁をもつかむ思いで分解してみました。 それがココです。 タンクからマスターシリンダーに
フルードが入ってくるジョイント部分
外から見ても全くわからないのですが(勿論フルード漏れも無し確認済み)内側にゴムのOリングが入っていて
液漏れしないようになっています。
アルミのマスター・ボディー内側にOリングを取り出すと少し腐食を発見ゴムのリングにも腐食部分が接触
していた跡も! な~るほどここからエアーを吸い込んでいたのかも。
割り箸とウエスを使ってメタルコンパウンドで磨いて腐食部分を綺麗な面に、、。するとほらこの通り!!
液漏れは無くてもポンピングの負圧によりエアーを吸いこんでしまうという事実!
マニュアルでは確認出来ない良い経験をさせて頂きました。
同業者の長年のキャリアがものを言うアドバイスですよね。 現場で培って来た相当数の経験のたまもの
ですよね。 さすがでございます!!
メーカーのサービス・カスタマーは近年特に感じる事ですが、数字(データー)は良くご存じですが、
マニュアルでは解らない応用探求は出来ないみたいですね、、。
今回の事だけではなく最近何を問い合わせても (マニュアルで解ればわざわざ問い合わせませんよ)
それに答える為に居るんでしょうが。 と言いたくなる時が多々ありますね。 文句を言っても始まりませんが
相応のお給料もらってる資格を持ったプロなんですから、もう少し親身になってもらいたいものです。
さてブレーキですが同業者仲間の良きアドバイスのおかげでバッチリ改善大変良い勉強になりました。
この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとう御座いました。早々修理が完了してお客様に喜んで頂けます。
BUZZのHPへはこちらからどうぞ http://www013.upp.so-net.ne.jp/buzz/
バズ インポートスクーターのブログ http://buzz-buzz.blog.so-net.ne.jp/
バズ ミニクーパーのブログ http://buzz-car.blog.so-net.ne.jp/
いつもと同じ様に、フロント、リヤ共にブレーキフルードの交換も済ませて翌朝、車検場へ
あれれ??? 昨日はあんなに良いタッチだったのにリヤブレーキペダルが深い!!なぜ??
フルードを入れ替えただけなので基本的にエアーは噛まない(入らない)はず。
だがまさしくエアー噛みの、ふわ~としたいや~な感じ、、、、。
お預かり時少しリヤブレーキ深いかな?って思いましたがペタルが転倒により曲がっていたのでそのせい
だと思ってフルード交換時に曲げ修正して、OKこれでバッチリなんて早合点してしまった様です。
トラック積載で行ったので検査場で下ろすまで気付きませんでした、、、、。
幸い工具を持ち合わせていたのでその場でエアー抜きをして検査は問題なく合格しましたが
そこからが今回のブレーキ、スカスカ原因探求の始まりでした。
3日後オーナー様への納車準備の時 あらら??リヤブレーキまた深いや???
オーナー様には時間をいただいて、もう一回みさせて頂く事に。
リヤブレーキ回りを車体から外して裏側を良く見るとマスターシリンダーのプッシュロッド、ピストンシールの
サークリップ部分から少しフルードが滲んでました。
新車からまだ3年なのにピストンシ-ルが駄目なのか、、、?
全く乗っていないと言うならわからなくもないが、ごく普通に使用されているのにめずらしいね。
NISSIN製のパーツの不良品なんでしょうかね?? とにかくピストンシールキットを交換しました。
この車両のリヤブレーキ・マスターシリンダがNISSINでキャリパーはTOKICOの組み合わせなのだ!
エアー抜きも終わり、やっぱピストンキットが新しいとタッチも良いです。カチッといい感じで良く効きますよ!
ってことで、お待たせしました。って納車して二日後オーナー様から電話(リヤブレーキが効きません)って。
ゾー、-、 背中に冷や汗-。 走行中大丈夫だった?との問いに(一昨日4~5時間乗った時は
平気だったのに今日乗ろうとしたらリヤブレーキがスカスカです、、、、。と
よかった走り出す前で。事故なくてほっとしました。 とにかくお詫びして即効レッカー引き上げして来ました。
確かに二日前とは別物の様なペダルの深さ!
さ~いよいよわからなくなってきた。もう一度ピストンキットを組み直しブレーキホースもエアーで吹いて
詰まりがないかを確認。 キャリパーを見てもスムーズに動いてるし特に問題は無さそうです。
再度車体に組込みフルードを入れてエアー抜き。 作業の後は問題も無くとても良い感じなのに1日置くと??
(実はこの時点でメーカー、サービスカスタマーに問い合わせしましたがワ、カ、ラ、ナ、イ、、、と)
そのまま工場で1日半置きました。 さてさてリヤブレーキは?、、、っと
な~に~、、、、? またもやこんなにふか~い、、、?
完全に ハマッてます、、、、とほほほ、、、、。 オーナー様の為にも早く何とかしないとね。
仲間の同業者や再度メーカー、サービスにも聞いてみましたが、 あれはやってみましたか?
これをやってみれば、、、、と すでに終わった事ばかり、革新的な情報は入手出来ず、何度もエアー抜きを
繰り返しては確認の連続アッセンブリでごっそり交換してしまえば済むんでしょうがそれは修理ではありまへん
・・・しかしエアーが抜けていないのなら一度だってカチッとした良いタッチにはならないはず・・・
エアーが抜けきっていないのではなく、吸い込んでいるのでは?と思いもう一度細部を点検、しかし吸い込む
くらいなら逆にフルードが外に漏れ出してるんじゃないかとじっくり見てもそれらしき箇所は見つからず
悩んでいる時、一軒の同業者仲間のアドバイスで、 あそこのオーリングがあやしいかもねー?と
ヒントを頂き藁をもつかむ思いで分解してみました。 それがココです。 タンクからマスターシリンダーに
フルードが入ってくるジョイント部分
外から見ても全くわからないのですが(勿論フルード漏れも無し確認済み)内側にゴムのOリングが入っていて
液漏れしないようになっています。
アルミのマスター・ボディー内側にOリングを取り出すと少し腐食を発見ゴムのリングにも腐食部分が接触
していた跡も! な~るほどここからエアーを吸い込んでいたのかも。
割り箸とウエスを使ってメタルコンパウンドで磨いて腐食部分を綺麗な面に、、。するとほらこの通り!!
液漏れは無くてもポンピングの負圧によりエアーを吸いこんでしまうという事実!
マニュアルでは確認出来ない良い経験をさせて頂きました。
同業者の長年のキャリアがものを言うアドバイスですよね。 現場で培って来た相当数の経験のたまもの
ですよね。 さすがでございます!!
メーカーのサービス・カスタマーは近年特に感じる事ですが、数字(データー)は良くご存じですが、
マニュアルでは解らない応用探求は出来ないみたいですね、、。
今回の事だけではなく最近何を問い合わせても (マニュアルで解ればわざわざ問い合わせませんよ)
それに答える為に居るんでしょうが。 と言いたくなる時が多々ありますね。 文句を言っても始まりませんが
相応のお給料もらってる資格を持ったプロなんですから、もう少し親身になってもらいたいものです。
さてブレーキですが同業者仲間の良きアドバイスのおかげでバッチリ改善大変良い勉強になりました。
この場を借りてお礼を申し上げます。ありがとう御座いました。早々修理が完了してお客様に喜んで頂けます。
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